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2022.04.24

出展者紹介:古橋路子[m silver](アクセサリー)

プロフィール

銀粘土作家、講師
稲毛駅側にアトリエを持ち2年、活動を始め10年
銀粘土の楽しさを伝えながら
自身は粘土質・自然・人の手・経年変化を大切にした作品を制作

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

昔からの積み重ねから生まれた制作の基準などもありますが、それだけにこだわらず、手を動かしていきたい。自身の興味や良いと感じたもの銀粘土にて少しずつ形にしています。

金属素材を使い制作する事に銀粘土から入ったわたしは他の金属素材との違いに悩む事もありましたが銀粘土は金属素材の中で歴史はまだ浅くこの先の可能性を秘めた素材でいろんな方向性を生み出せると感じています
一長一短あるところをそのものの良さとして生かし輝きを秘めた作品をつくりつづけたい

手作業なのでそれぞれ違うものが生まれるという特徴だけではなく、
一つ一つの作品に向き合い、同じ名前の作品でも私自身が作品に個性と出会いを感じられているものを生みだすことを意識して制作しています。

そして、作品は手にして頂いた時のままの姿を、とどめるものばかりではありません。
指輪やバングルのように動きの大きいところにつけて頂くものは特に経年変化が大きく現れるものもあります。
銀は硫化もしていきます。思ってもいなかった変化があるものもあるかもしれません。

銀粘土の良さを表現し作ることと同じぐらい自身で作業を重ねてお客様へ渡ってからの作品の変化やお直しにもできる限り対応できる作家になりたいと思っています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

千葉に住み17年程。銀粘土に出会い11年程となります。自宅での制作と教室が年々変化して仕事が銀粘土に関するものだけになったのは、まだ4.5年です。2年半程前より稲毛駅そばに場所を借りて制作、教室などをしています。

憧れであったにわのわには2019年、緊張と不安もありましたが楽しく、高揚感をもって参加させて頂きました。
次の年は参加メンバーになるも中止。
そこからコロナによる様々な変化もありながら人との出会い、繋がりから沢山の手を差し伸べて頂き 制作すること、教室をすることを続けられています。
素晴らしいクラフトイベントと他の地域の作家さんからも賞賛されているにわのわ。
今現在も活動できていることのひとつの要因はにわのわに参加できた事だと思います。
今回、MIC枠として出展の機会を頂けること心より感謝し、以前より少しでも成長を感じて頂けるよう地に足をつけて参加出来たらと思っています。

沢山の夢と素晴らしい手を持つ つくりての方々と、手仕事を見にいらっしゃるお客様のためにこうして開催して頂けることそして、昨年までの沢山の活動をしてくださった縁の下の力持ちであるにわのわに関わる皆様に心より感謝申し上げます。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

銀粘土で制作した銀の装身具

一つ一つの植物や彫り、古い良きものをうつしる事を制作工程のひとつにするとしたもの。
植物のうつしとりではアナベルや、セージもお持ちして
一つ一つの違いを楽しみ選んで頂きたいと思っています。

そして、手で成形した感覚、粘土で描いた表情など質感を生かし優しさの中に静かさを感じるものをお持ちできるよう進めています。