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2023.04.02

出展者紹介:阿部洋太[oceano](皮革)

プロフィール

多摩美術大学生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻卒。メキシコ滞在時に革細工を始め、製作物を売りながら南米を縦断。帰国後、鞄メーカー二社に在籍し、2019年末に<oceano>を創業。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

自分が好きで作ったモノを見て、友人たちが喜んでくれたこと。ただ単純にその体験がものづくりを好きにし、続けていけたら良いなと思ったきっかけです。
私は何かをつくることが好きですが、現代で新たに物をつくるということに様々な問題を感じています。それでもつくることをやめられないので、素材や構造に気を遣い、よりたくさんの時間を使い手とともいられる物をつくろうと考えています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

関東住まいの頃はしばしば遊びに行っていた千葉へと、二年ぶりにくらいにお仕事でお邪魔します。
「にわのわ」は千葉県民のために大切にされてきたイベントという印象があります。ほとんどが初めましての方となるので、この機会に<oceano>の作品の現物を見て、触って、面白がっていただけたらと思います。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

“ひとつあるフォルム”というコンセプトのもと制作した革製品。
起点となる技術や発想、こうしたいという思い、使い手からのリクエスト、様々な中から選び出された“ひとつ”を表したフォルムが特徴の作品群です。
“Wet-form”によってつくられた帽子、オーナメントやフラワーバッグ、定番の鞄や革小物など、面白い雰囲気を持ちつつも日常使いできるoceanoの作品をお持ちします。