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2023.04.03

出展者紹介:今井なお子[naocoimai](染織・布)

プロフィール

千葉県生まれ。
女子美術大学短期大学テキスタイルデザインコース卒業。
織物教室で織りを学び、現在は自宅で制作を続けています。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

子供の頃から絵を描くことが好きで、美術の高校に進学しました。
高校卒業後の進路を考えているとき、美大の工芸科で機織り機で織物を織っているところを見学して、たて糸によこ糸を通してトントンと打ち込むのが面白そうだなと思ったのが染織の道に進むきっかけでした。

ものづくりの際に大切にしていることは「丁寧につくる」ことでしょうか。
織はとても時間のかかる作業ですが、焦らずゆっくり丁寧に、と自分に言い聞かせながらつくっています。
それと「自分の作品を客観的に見る」こと。
好きなものをつくるけれど自己満足にならないように、常に冷静な目を持っていたいと思っています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

手織りで布をつくっています。
にわのわは2018年以来、5年ぶりの出展となります。
5年の間につくりたいものや制作に対する考え方など、自分の中でゆっくり変化していったように思います。
いまの私がつくったものに対してどんな意見や感想をいただけるか、少し不安も感じつつ楽しみにしています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

6月という時期なので綿や麻、シルクなど、さらっとした素材の作品を展示したいです。
アイテムはストールやブローチなどの身につけるもの、コースターやハンカチなど普段の生活で使うもの。
素材の色や手触りを生かしたシンプルなもの、手紡ぎした糸で織ったやわらかな作品が中心になると思います。