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2023.04.08

出展者紹介:片田学[トロワ](木工・漆)

プロフィール

甲府盆地の端、富士川町で木の器をつくっています。素朴でなんでもないようで、確かさのあるものをかたちにしたいです。作る、使う、日々の中で木の力と出会い、こころを響かせていきたいと思っています。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

大学の農学部で森林について学んでいた頃に、木でものづくりがしたいと思うようになりました。もともとは家具作りから始まった木工の仕事ですが、ながされるように今の器づくりのかたちに変化してきました。
木には割れや、節などがあり、それを避けたり、使えるものは入れ込んだり、その木との向き合い方でかたちが出来上がることに広がりを感じられたらと思っています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

手工具を用いて形を作るやり方で木の器をつくっています。素朴でなんでもないようで、確かさがあるものを目指してかたちにしています。にわのわでは2021年、通常開催が中止となったときcirclesを通じてご機会を作って頂きました。その時は作り手や、伝える場への想いをご対応からひしひしと感じて、すくわれた思いがありました。今年は直に皆さまとお会いできるのを楽しみにしています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

栗の木が好きなので、栗を中心に皿やボウル、boxなど形を様々につくろうと思っています。道具らしい素朴な木ですが、木目の表情の様々なので、しっくりくるものを触って確かめて頂けたら嬉しいです。