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2023.04.10

出展者紹介:草薙亮[JOURNEY](皮革)

プロフィール

雑貨店を開きたいと思い、大学中退。
紆余曲折あり革製品作りに専念、2009年に独立。
2014年に現在の埼玉県川口市に工房兼店舗を構える。
工房のあるsenkiya shinmachiにはカフェ、雑貨、ベーグル屋、ギャラリーなどのお店が集まっています。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

当初は雑貨店を開きたいと思っていました。
仕入れで、思うようなものに出会えずにいた頃、
東急ハンズで、革小物を作れることを知りました。

雑貨店に置くオリジナル商品、
簡単にできるモノを革で作ろうと始めましたが、
そのまま製作にのめり込み、革製品の作り手になりました。

雑貨屋をやろうと思っていた頃、今より量産品が多く、雑貨が好きだから、そこにたくさんの疑問と虚しさを感じました。
モノ作りを始めてからは、モノを大切に長く使うことができるように、丈夫な製法と使用後のメンテナンスも積極的に行っています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

「実用品は使われてこそ物としての価値がある」と考えています。
手に入れる時よりも、しばらく使った時に、
満足感をもってもらえることを「作り手」として目指しています。

にわのわには4回目の参加です。
初めて参加した2017年から毎回来てくださる親子のお客様がいます。
埼玉の工房にも来てくれました。
以前買われたバッグを、より小さくして欲しいと、リメイクのご注文もいただきました。
今の生活に合わせて形を変えながら使い続けてもらえることがうれしいです。

今回も新しい「使い手」との「わ」が広がることを楽しみにしています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

新作の「キャシュレスの方向け」の小さな財布、
「小さいけれどちゃんと入る」財布、
iPhoneなども入り「それだけで出かけられる」ショルダー財布など、
財布を中心に展示します。

命あるものから作られた革は、硬さや模様などの表情もそれぞれ。
手に取って、触って、じっくり見てもらえたらと思います。
実際に使い、味わい深く経年変化した使用見本もお持ちします。