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2023.04.12

出展者紹介:桑山明美[aei](金属)

プロフィール

金属を加工して装身具やオブジェを制作しています。例えば画家が絵画を描くように、目で見た景色を作品に閉じ込めて表現しています。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

ものづくりは小さな頃から生活の一部でした。工作が大好きで、友達はゲームで遊ぶ中私はひたすら何かを作っていました。転機がおとづれたのは大学の頃。美術系大学で金工を学び、ものづくりにさらにのめり込みました。卒業同時にaeiとして活動を開始。育児とコロナが重なり、一時期制作から離れましたが、孤独を経験し、さらにものづくりに熱い想いを持つようになりました。作品を通して皆さんとお話しできるのが愉しくてなりません。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

愛知県三河の緑豊かな地でひとり細々と制作しています。私の生まれ育った町にも城跡を利用した公園があり、幼少期は毎日のようにそこで遊んでいました。にわのわの会場では、子供達も元気に遊びまわる姿をたくさん目にし、懐かしい記憶がよみがえります。自然豊かな佐倉のまちが好きです。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

近頃、力を入れている作品は、板材を糸鋸で切り撮って制作する“すかし”と呼ばれる技法のものです。刻印で模様を施して、細かな細工をしています。機械製品には出せない、手作業のクセと温もりを感じていただけたら嬉しいです。
装身具、暮らしの道具、小さなオブジェを出品予定です。