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2023.04.13

出展者紹介:駒田雄蔵(木工・漆)

プロフィール

埼玉県三郷市の工房にて活動している木工作家です。
木工旋盤により、器や花器の製作を行っています。
木の持つ個性と自分なりの個性をぶつけ合って作品作りに取り組んでいます。
宜しくお願い致します。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

設計士を目指し専門学校に通う傍ら、木材加工と家具什器の製作を行う会社へバイトとして勤めたのが、木工との出会いです。
そして木の魅力と、自分の手で形にする楽しさに惹かれ木工職人となりました。
また和食店を営み器好きである両親の影響から、私自身も器が好きであり、自然に”木の器を作る”ということに至ったと思います。
自然素材である木の個性を生かしつつ、自分自身の個性を融合させることが、今現在の作品作りにおけるこだわりです。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

千葉県とはいつの間にか様々な繋がりが出来ていました。
私の工房が、江戸川を挟んですぐ千葉県であるという立地になること、親戚が幕張・船橋に住んでいるため、千葉県に行くこともよくあります。
そして私自身の初の展示を、大網白里市のgallery ten さんに行うことが出来たことで、私にとって千葉県は少し特別な存在となりました。

にわのわは、そのギャラリーのオーナーさんより教えていただいたことがきっかけで、是非参加したいと応募しました。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

私の作品は木の器や花器がメインとなります。
丸太から削り出した荒々しさの残る作品や、自然の歪みを生かした作品、鉄媒染で仕上げた作品など、どちらかと言うと普段使いよりは装飾向きの作品が多いかと思います。
製作の過程は、丸太の状態から、どこをどう取って作ろうか考え、削りながら木の個性をどう生かしつつ、バランスの良いフォルムとして仕上げられるかを考えながら製作していきます。

木の個性と造形、鉄媒染による黒い仕上げが見所だと思っています。