,

2023.04.15

出展者紹介:佐藤牧子(陶磁)

プロフィール

2003年多摩美術大学工芸学科陶専攻卒業。
茨城県の土浦市で制作しています。
焼き物はオブジェ制作を通して学びました。
卒業後器づくりの楽しさに目覚め、ロクロなどの技術はほぼ独学で身につけました。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

大学で工芸科を選んだのは、まず「素材がある」という点が自分に向いていると思ったからです。実際、素材という制約の中で試行錯誤する事はとても刺激があり、最低限のルールと秩序を守りながら新しい表現を探すことに夢中になる事ができました。
数ある素材の中から直感で陶を選んだのですが、長年付き合える素材に出会えたことは幸運だったと思っています。

器を作り始めてからは、目に楽しいものをつくりたいという思いが一番にありつつ、やはり使う人の事を考える事が多くなりました。
食べ物を入れる道具を作るという仕事に対する責任はしっかり持とうと心がけています。大袈裟かもしれませんが、どこかの誰かの命を預かっているような気持ちで制作しています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

お隣茨城県から利根川を渡っておじゃまします。
今回にわのわに出展できることがとても嬉しいです。
みなさんと作品についてお話できる事を楽しみにしています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

長年作り続けている黄色マットの作品を中心に展示します。
その場の感覚で柄をつけるので、一点ものに近い作品が多くなると思います。宝探しをするようにお気に入りを見つけていただけると嬉しいです。