,

2023.04.15

出展者紹介:嶋田明日香[Asuka Shimada](アクセサリー)

プロフィール

1980年東京都出身
女子美術大学工芸科ガラスコース卒業後
菅原工芸硝子に職人として勤務
2014年アトリエを構え、ガラス装身具の制作をはじめる
2020年よりボロシリケイトガラス(高強度耐熱ガラス)に素材を移行し、装身具としての機能やデザイン、表現の追求に力を注ぐ。現在、企画展やクラフトフェアを中心に活動

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

幼いころから、絵を描いたり、手を動かして頭に浮かんだイメージを形にすることが好きでした。
まだ形をもたない素材が、まるで魔法のように人の手によって形づくられてゆくプロセスに踊るように心ときめく。
それは大人になった今も変わりません。
高校から美術の道に進み、ガラスと出会い魅了され、この道を志したのは18歳の時。
大学ではガラスの制作技法を一通り学び、主に電気炉を使った鋳造技法によるオブジェ制作を。
就職してからは、吹きガラス技法によるテーブルウエアの製造とデザインに携わりました。
時をかけてガラスを見つめ、見つけ出した美しいと感じるガラスの表情のひとつひとつを、大切にデザインに結んでいます。学生時代からずっと一貫して大切にしていることは、「ガラスを通して現れる光の造形の美しさ」。
身に纏った所作の合間に、ふと目に触れるガラスの輝きに心潤し、いつもの見慣れた空に手をかざしては映り込む世界に心ときめかせる。
自然と暮らしに「遊び心」を生み出す「機能するオブジェ」としての装身具制作に心を注いでいます。
「より心豊かに生きるための暮らしの道具」そんな役目を生み出すものに持たせられたら幸せです。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

はじめまして、Asuka Shimadaと申します。
私はラムネ瓶に入っている透明のビー玉を、いつもポッケに入れて取り出しては空を眺め、きらきら輝く表情にうっとりしているような子どもでした。
思えばそのころから道は今につながっているように思います。大学を卒業し、九十九里にある菅原工芸硝子へ就職。
これが私と千葉とのご縁の始まりでした。
学生時代、作品に触れる場といえば美術館やギャラリー、当時はアート作品、彫刻やオブジェに心惹かれ、そういうものを生み出す人を漠然と目指していたように思います。
結婚し、子を産み育て、何気ない日常が自分の暮らしの中心となった時、毎日の暮らしの中でこそアートを楽しみたい、と自分の伝えたいガラスの美しさを装身具で表現したいと思うようになりました。
思い返せば、千葉に来て訪れた「にわのわ」が私にとって初めての「クラフトフェア」でした。
まだそのころは自分の表現したいものが何なのか、見つけられてはいませんでしたが、そのころからずっと、この空間に作品を展示して、笑顔で使い手の方とお話をしている自分の姿を心に描いていたように思います。爽快な青空のもと、緑あふれる「にわのわ」の会場で、作品を通してたくさんの方とお話できることを心から楽しみにしています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

経年変化を楽しめる金属とガラスを組み合わせ、面と線でデザイン構成されたライン
オブジェ的な要素を色濃く持つものから、キラッとさりげなく艶めくガラスが日常使いにフィットするものまで、お好みに合うものをお選びいただけます。

ガラスに金彩やプラチナ彩をデザイン的に施したラインでは
種類サイズともに豊富なイヤーカフをおススメアイテムとしてお持ち致します。ピアス派の方もイヤリング派の方も、
また金属アレルギーの方でも、ガラスと金属の質感を両方楽しんでいただけますし、シンプルなデザインで男女問わずお使いいただけます。

リング、ピアス、イヤリング、イヤーカフ、バングル、ネックレス、など展示させていただきます。

空の青を映し、森の緑を映し、真っ白な太陽の光を浴びて輝く、自然の中で眺めるガラスは何より美しい。
しなやかに表情を変化させるガラスの魅力を、「にわのわ」の会場で楽しんでいただけるよう空間づくりを進めてまいります。ぜひ足をお運びいただけたら嬉しいです。