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2023.04.26

出展者紹介:横畠梨絵[綯屋 -naiya-](その他)

プロフィール

2012年より8年間箒屋にて修業ののち、2021年独立。
原料のホウキモロコシの栽培から箒の制作までひとりで行っています。その他、草に関する手仕事。
箒屋在籍中、日本民藝館展奨励賞受賞。
以降入選。(2022年入選)

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

ものづくりのきっかけは、洋服のパタンナーの専門学校に通ったことがきっかけだと思います。
そこから小物のデザイナーとして働き、インドやベトナムなどに刺繍のデザインを依頼したりしていました。
働くうちに意図的にデザインされたものではないなにかに惹かれるようになり、退社後にたまたま出会ったのが箒でした。

ものづくりで大切にしていることは、色を持たないことだと思います。
たくさんの暮らし方がある中で、各々が日々手に取る道具なので、主張のない簡素な姿を大切にしています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

福島と茨城の県境の山に囲まれた地域に住んでいるので、千葉のひらけた海の景色は今の暮らしにない風を運んでくれるように思います。
温暖な地の和やかな賑わいの風景をにわのわに重ねています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

自身で栽培したホウキモロコシの箒が並びます。
昨年は台風も少なく、よい草に恵まれたので、ぜひ手に取って掃き心地を感じていただけたらと思います。