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2023.04.28

出展者紹介:飯田慎一・飯田康恵[iiDA Woodturning](木工・漆/夫婦・家族枠)

プロフィール

インテリア関連の会社を退社後、2003年に移り住んだ伊豆で、身近な樹木から夫婦で器を作っています。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

家のリフォームや自宅の家具などを作る中で、薪として扱い始めた雑木という素材に心奪われ、木工旋盤を独学で学び器を作るようになりました。
そこには自分たちが興味を持ってきたことや、経験してきた、すべての事柄、人との縁が集大成のように合致していることに気づきました。
作品には作家の手気配を注ぎすぎず、素材の本来の美しさが伝わるよう気を配り、そんな作品が生活の中にあると落ち着くと思っていただけるように制作しています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

康恵は、船橋で小学校から結婚まで生活していて、出生地こそ違いますが、人生の大半を千葉で生活してきました。
実家は福岡県に移動してしまいましたが、にわのわというイベントで千葉に帰ることで旧友と会うこともありとてもうれしく楽しみにしています。
慎一は、高校卒業後の就職先の関係で浦安、市川、習志野での居住歴があり、二人が出会ったのも千葉です。
昨年にわのわの会場にある民族博物館を見てクラフトの源流に触れ、スタッフの方々のきめ細やかな配慮、開催中の憧れの作家さんたちの立ち振る舞いや楽しそうにしているお客様を見ることが出来て自分たちも楽しかったその地に再び伺えることにとても感謝しています。

—ご夫婦(ご家族)ではどんな役割分担がありますか?

慎一→直径50cmまでの大物作品
   材料の切り出しと作品の塗装作業
康恵→お椀やお皿などの直径30cm未満の作品
   お猫様のお世話係

—ご夫婦(ご家族)でものづくりされていいところ、困るところを教えてください。

一緒に作業もイベントにも出かけるので、作品に対しても今後の自分たちの方向性なども常に共有できるので、ひとりで悩むことが少なく二人でいてよかったなぁと思います。
困るといえば、その反面お互いの意見が合わなかったときですね。どちらが折れるかの問題が発生します。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

夫婦枠ということを生かして、生活雑器として人気のお椀から昨年お客様から一定のご評価を頂いた「無用の美」身近なお店ではなかなか見ることが出来ないような素材の偶然性と奇妙な美しさを纏った作品をより多く展示できたらと準備をしています。