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2023.04.29

出展者紹介:原田奈央・原田譲[原田陶窯](陶磁/夫婦・家族枠)

プロフィール

原田奈央・原田譲:2007年茨城県窯業指導所成形科修了。2009年茨城県城里町にて制作を始める。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

原田奈央:器に興味を持ったのは、母の影響が大きいです。学生の時実際に土に触れる機会があり、今に至ります。ものづくりのこだわりとしては『自分が使いたいと思うものをつくる』ということです。

原田譲:ものをつくることがすき、少し手先が器用かな?といった何でもない小さな要素が重なって今があるのかなと思っています。「嫌な思いをさせるようなものはつくらない」が少ないこだわりです。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

原田奈央:『懐かしい食卓』をテーマとして、食の器をデザイン・制作しています。「にわのわ」でイメージするのは、開放的な空間での、ものを見る真剣な眼差しです。

原田譲:自然光の下で展示ができる。自分の思うように展示ができる。たまには人と話す。これができることが嬉しいです。

—ご夫婦(ご家族)ではどんな役割分担がありますか?

特に役割分担というのはありません。とはいっても何となくはありますが、できるだけ決めごとは少なく、お互いがその時々の流れに任せられるようにできたらいいなと思っています。

—ご夫婦(ご家族)でものづくりされていいところ、困るところを教えてください。

工房がもう少し広ければいいなと思う時があります。今思いつくのはそれぐらいです。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

原田奈央:どこか懐かしさを感じる形や色味を心掛けています。料理の邪魔をせず、無意識に手にとってしまうような器。そして、いつか誰かの記憶に残る『食卓の風景』の一部になれたらうれしいです。

原田譲:僕のつくるものは白いうつわ形をしたものです。白いので、自然光がとてもよいです。そして、白いうつわには彫紋様がありますので、自然光の斜光がうれしいです。時間帯の光の質で見え方も変わるかと思います。見ていただけると嬉しいです。あと買っていただけるのも嬉しいです。