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2024.04.06

出展者紹介:小高 善和[小高善和靴工房](皮革)

プロフィール

長生病院生まれ 長生郡白子町育ち在住
2003年よりモゲ・ワークショップにて靴作りを始める
2010年〜注文靴の制作とくつつくりワークショップの運営をしつつクラフトマーケットへの出展、ギャラリーでの展示会などを行っている。
2023年工房のすぐ隣に店舗をオープン。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

「靴作り」に出会ったのは20歳の時です。
進みたい道が決まらなくてモヤモヤしていた時に
当時よく利用していた靴屋の方に靴の業界誌を渡され、
そこで「靴づくり」という世界があることを知りました。

靴そのものの存在、造形、製作方法をはじめ、
革という素材の魅力、
動的、静的評価をふまえて足に合わせる難しさを知り
どんどん引き込まれていきました。

靴という存在の前に履く人の足があり、歩行という動作があります。靴はそれをサポートし、支える必要があります。

非常に奥深い世界です。

現在、足と靴の相関関係理論について学び直していて
得た知見を靴づくりに反映できるように取り組んでいます。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

小学校5年生までは千葉市若葉区みつわ台で育ち、
小学校6年生から九十九里浜沿いの長生郡白子町で暮らしています。
自宅の一角に工房と店舗を構え注文靴の制作とくつつくりワークショップの運営をしています。
工房や店舗の見学もできますので、事前にお問い合わせの上で
お立ち寄りいただけると嬉しいです。

にわのわには2015年から続けて参加しています。
にわのわを通してお客様やつくり手との出会いがあり、
学び成長し続けてきたな、と感じています。

昨年の天候はコロナ禍に続き
にわのわとしてもイレギュラーな年でしたが、
実行委員、ボランティアスタッフ、出展者、
そしてお客様のつながりがより一層強くなった年になったのではないかと思っています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

バブーシュや服を選ばないプレーンな靴をメインに修理やメンテナンスのことも考えたアイテムを展示販売する予定です。
ホールカットの靴のサイズ展開をがんばっています。

見どころとしては引き続き房総半島で害獣として獲られた猪の革を使用したアイテムもいくつか展示予定です。
猪革は現状使用していいる牛革よりも傷やシワなど自然な表情の強い素材ですが、
新たな価値観で評価してもらえるようにつくり手として表現できたらと考えています。