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2024.04.15

出展者紹介:菅谷 太良(陶磁)

プロフィール

1978 埼玉県日高市出身
2002 明星大学陶芸研究生課程修了
明石庄作氏に師事
2007 益子町大沢に築窯独立

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

ものづくりのきっかけは数あれども、
小さい頃、学校の授業で唯一楽しい時間が
図画工作の時間でした。
もう将来は普通に仕事に就くことはないと
子供ながら思ってましたが、
本当になってしまいました!
陶芸との出会いは大学に入ってからですが
始まりは何となく皆んな楽しそうと思って
陶芸工房に入り浸っているうちに大学の恩師の作品に憧れて作陶に打ち込むようになりました。
大学の陶芸課程では目には見えませんが
一期一会の人との出会いや繋がりを大切に作品制作を皆んな進めていました。
これは大学の恩師の教えです。
今でもその思いは忘れずに誰かが手にしてくれる器を日々大切に楽しく作り出しています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

「にわのわ」は、
作品を手に取って頂くだけでなく、
使い手と作り手との大切な繋がりの場と
思っています。
千葉県は、益子にも近い事から沢山の方々に器を使って頂いております。
器についてわからない事がありましたら、
何でも聞いてください!
久しぶりの出展となりますが、
今年も来場者の方々や
「にわのわ」スタッフの皆様と一緒に「わ」になるのを楽しみにしております。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

私は「粉引」と言う技法を使い、
粉引の温かみある白を生かしながら
様々な「色」を表現しております。
今年のにわのわでは、
今まで「マット釉」の研究に力を入れて来ましたが、
久しぶりに独立当時に使っていた
「石灰透明釉」を新たに作り直し、
新色も加えて新緑の佐倉城址公園に映える
夏に向けて使いたくなるような食器を中心に花器なども持って行く予定でおります!