2024.04.20
出展者紹介:中島 智靖(陶磁)
プロフィール
1998年5月 大阪生まれ
2021年3月 京都精華大学 陶芸コース 卒業
2023年10月 静岡手創り市 秋 出展
2023年11月 灯しびとの集い 出展
—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。
きっかけは絵を描くことが好きだったことです。それはキャラクターのイラストだったり、自由に描くことが好きでした。高校生になり美術の高校に進学した僕は、立体物に触れる機会も多くなりました。そんなときに出会ったのが陶芸です。土の状態の時には好きに形を作ることのできるおもしろさにどっぷりとハマり、これまで平面でしか捉えることのできなかったものを形として生み出せる。そこには産業品では味わうことのできない、作家ものだからこその表情がたくさんあります。一つ一つが僕の作品であり日常使いにアートとして溶け込めるように日々、作品作りに勤しんでおります。
—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。
僕は千葉出身でもなければ、千葉にゆかりのある作家でもないです。そして僕は去年やっと独立した作家です。まだまだ駆け出しの身であります。そんな僕がこの初めての土地でどのくらい作家として実力を試せるのか。千葉県のレベルの高さを十分に理解しているからこそ今回の出展は大変喜ばしく思います。千葉県の作家の皆さんとの交流も楽しみです。毎年沢山のご来場者の方々がいらっしゃるなか、手にとって実際にお話できる機会をとても楽しみにしています。
—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。
僕の作品は磁器のように白く綺麗なものではありません。陶器。つまり、土のうつわなのです。一つ一つに線紋と名付けた技法を施しており、作品には『動き』や『揺れ』などといったテーマを設けています。
このテーマに至るまで沢山、陶器を焼いてきました。たどり着いたものは陶器は動き、成長するということです。窯の中で焼成されている焼き物は実は動いています。
焼成を終えたあとのうつわにも動いた証を残したい。そんな想いで線紋という技法を完成させました。
ぜひ、実際に手に取ってご覧ください。
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