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2024.04.22

出展者紹介:早田 かおり[かおり陶房](陶磁)

プロフィール

熊本県で生まれ、福岡→東京→千葉→栃木へ
千葉県長生郡、栃木県益子町にてやきものを学び、現在は栃木県下野市で作陶をしています

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

美術館で目にした曜変天目茶碗に、土を焼いてこんなものが出来るのか!と驚愕。
なぜにこんなにも植物は美しいのか?!美しさの秘密を知りたい!
二つの思いから大多喜町に移り住み、農園の仕事で種を撒き、苗を作り、同時に薪窯、わら灰釉に出会いました。豊かな自然の中での経験が私のやきものの原点となりました。
それからは、自ら作った灰や棄ててしまうような灰を貰い受けて釉薬を作り、天然の素材の個性を生かし、循環させることを面白がっています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

私のやきものは千葉から始まりました。栃木に移って随分経った頃、千葉に住む友人のペチカ作りを手伝ったのをきっかけに、千葉とのつながりが復活し、今も遊びに行きます。

にわのわに、お客で行ったことがあります。会場は緑にあふれ、とても気持ち良かったです。そして、とてもエネルギッシュ!でした。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

器の色を、稲わらや木や貝殻を自ら灰にして、独自に合わせた釉薬で出しています。天然の灰は手間と時間が掛かるうえに不安定ですが、思惑を超え無限に変化し続ける多様な色合いが魅力です。
天然の素材が持つ、豊かさ美しさ強さ優しさが、人の在り様に映され、人を励ますことを願って展示します。