, , ,

2024.04.29

出展者紹介:秋山 光男・秋山 恵理(ガラス、染織・布/夫婦・家族枠)

プロフィール

秋山光男 武蔵野美術大学 
     工芸工業デザイン学科 卒業
     菅原工芸硝子 勤務
     伝統工芸士

秋山恵理 女子美術大学 
     絵画学科 版画コース
     同大学大学院版画領域 修了
     
クラフトフェアや企画展などで作品を発表しています。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

光男 大工の父の影響もあり木を通してものづくりへの道へ自然とすすむことができました。「透ける」というガラスの特徴をどのように表現するかを主に考えています。ものづくりは生活の一部です。

恵理 幼い頃、自分が描いたりつくったりしたものを母に褒めてもらえたことが嬉しくて、今もその時の気持ちのまま日々手をうごかしております。布らしからぬ表情をおいもとめながらも布だからできることを模索しつづけてゆきたいです。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

光男 地元、千葉のガラスメーカーに勤めつつ千葉の自然に触れた感覚を大事にものづくりをしています。ガラスの幅ひろさ、おもしろさを感じていただければ嬉しいです。にわのわは「自然の中」「人々の中」というイメージです。

恵理 子どもによだれ掛けをつくったことがきっかけで、布小物づくりをはじめました。今では布を自然の素材で染めながら絵の具で着彩し、日常でつかえるものに仕立てています。
にわのわは素晴らしいつくり手さんや作品、たくさんのお客さまに巡り合うことができる地元千葉でのクラフトフェア。いろんな意味で私たちにとって大きな大きな存在です。今年も夫婦で参加させていただくことができて嬉しいです。

—ご夫婦(ご家族)ではどんな役割分担がありますか?

扱う素材が違うので、お互いの作品たちを確認してもらい褒め合って(笑)安心しています。

—ご夫婦(ご家族)でものづくりされていいところ、困るところを教えてください。

制作する場所がまったく別のところにあるので、良くも悪くも見えない部分があるところです。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

光男 森の木々を想起させる小さめのグラスや、ネコ、鳥、犬など独自の方法で表現しています。「これ、ガラスなの?」が待っています。

恵理 今回はじめて布を千葉の桜で染めしてみました。その上から絵の具で着彩して袋ものやパンツ、ストールなどをつくりました。春の装いに馴染む優しい色合いが緑いっぱいの城址公園にひろがるとよいなと。