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2024.05.02

出展者紹介:手と具(その他/工房枠)

プロフィール

2022年 千葉陶芸工房より発足
フィールドワークで採取した素材や風景を、形や空間に落とし込み、作品を展開しています。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

私たちの制作は、自分の足で自然の中に赴き、風景の撮影と、素材を採取し記録することから始まります。
幼い頃遊んでいた手に伝わる自然の感触が、ものづくりの原点であり、いまの制作に繋がっています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

「具」という漢字には「そなえておく器物」という意味があります。素材に手が触れたときの感触にこだわり、それが生活に溶け込むようなものづくりを大切にしています。
作品が手を介してつながる場が身近にあることを、とても嬉しく思います。

—工房枠でのご出展となりますが、どのような仲間の集まりなのか教えてください。

各々が大学で美術を学び、千葉陶芸工房を中心に集まった仲間で構成されています。

—役割分担はあるのでしょうか?

栗須翔子
制作のきっかけとなる風景の撮影や、コンセプトの根幹を担っています。扱う素材は主に土や漆喰など。

外山慧
陶芸家。素材の採取や制作プランを計画します。主に作品の制作過程に付随するテクニカルな部分を担っています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

千葉の原土を用いた器や、フィールドワークで収集した風景や素材を形にした作品を中心に展示します。自然と人が密に関わり合う、暮らしの片隅にある美しさを、感覚で捉えて頂けるような空間作りをしたいです。