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2025.04.13

出展者紹介:高橋紗帆[SUNn・寸](アクセサリー)

プロフィール

美術大学工芸科にて漆を学ぶ。
卒業後革の小物や装身具のデザイン制作、販売を
行う会社にて制作、販売を経験。
退職後、装身具や小物を自主制作、販売等の活動を行う。

学生時代に学んだ漆や立体での表現をもとに、
身につける装身具を制作し活動しております。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

物心がついた頃からものを作ることが好きでした。いつも何かを工作していたように思います。他に取り柄もなく、そのまま作る事を学ぶ道に進みました。学生時代は工芸科にて漆や毛皮を使い立体造形を学んでおりました。
卒業後、身につけるものが作りたいという思いから、現在は装身具を制作し活動しております。メンテナンスなどもお受けしながらものを通し長くおつきあいできればと思っております。
家族の中でも世代を繋ぐものとしてお使い頂きたく制作しております。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

装身具を主に製作して活動しておりますSUNn・寸の高橋と申します。
美術大学への進学を目指していた頃、千葉の知人の宅を使わせてもらい、予備校や受験に通っていました。必死になっていたその時のことは今でも思い出せます。忘れないようにしたい時間と場所です。近年は山武市や西千葉、野田市でのイベント出展や展示の機会を頂き、とてもあたたかい繋がりに驚き、長く大切にしていきたい場所になりました。

そのたくさんのつながりもにわのわに参加して頂きました。
想いの豊かさ、場所に根付く思いやその大切さを感じています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

東北の地での暮らしを通して知ったマタギ文化は私に大きな衝撃を与えてくれました。
時代や環境が変わり、関係性や重要性の変化は当然であると思いますが、伝統や力強さまでも失われてしまうのかと思うことがあります。
金属やもらった鹿の毛皮を材料とし、力のあるものが提案できればと思っています。異素材の組み合わせもご覧いただきたいです。