2025.05.17

フード出店者紹介:magome coffee project(珈琲・紅茶等の飲料)

—千葉とのつながりを含めた自己紹介・お店紹介をお願いします。

船橋市と鎌ヶ谷市の境にある馬込沢で小さな珈琲店を開業して今年で10年目です。

最初はコーヒーしかなかったお店ですが、好奇心旺盛なスタッフのおかげでコーヒーと相性の良いトースト、そして焼き菓子と徐々に提供するものが増えていきました。

その過程で、できるだけ作っている方の顔の見える作物などを材料に使いたいと考えるようになり、生産農家さんとの直接の取引が増えていきます。

どうやって作っていらっしゃるのか。

疑問には自然と身体が動いてしまう質でして、産地に赴き、農作業を手伝わせていただいたりしながら、知らなかったことを沢山教えていただきました。

そんな中、ふと思ったのです。

誰が彼らの後を継いでくれるのだろう?

この先、誰が美味しい物を作ってくれるんだろう?

訪問する度に離農が進んで、畑が自然に飲み込まれていっている様を見たりすると、人の営みと両立できていた美しかった日本の風景を次の世代に残したいと考えるようになっていきました。

これまでの10年が教えてくれたことを大切に

小さなお店ながらも、いざ無くなってしまうと寂しく感じる「日本らしい良いもの」を残せるように活動していきたいと日々奮闘いたしております。

—「にわのわ」というイベントについて、千葉について、想いを語ってください。

一期一会

にわのわは、その言葉がとてもしっくりくる「場」だといつも感じています。

実際に普段の生活では出会えないモノがたくさん集まっている特異な場ですよね。

本当の本当に心の底から「素敵!」と叫ぶようなモノ。

なかなか出会うことはないと思います。

心の底から気に入った愛らしいモノ。

普段の生活の中に1つそれを取り入れると、不思議と背筋が伸びたり、にんまり微笑んだり、それが置いてある空間を好きになったりするのです。

そして、その隣に置くものも拘るようになり、少しずつ日常に当てはめていくモノを丁寧に選ぶようになっていきます。

実際に私が身をもって経験したことなのですが、お気に入りのものに囲まれる生活は、なんだか秘密基地に憧れた小さな頃と同じようにワクワクするのです。

次は、何を当てはめようか?

未来のことにワクワクするなんて、とても素敵なことですよね。

私たちもその一助となれるよう、単にコーヒーを淹れるだけではなく、新たな生活の楽しみのアイデアとなれるような商品を提供できればと思います。

出店日
両日