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2023.05.01

出展者紹介:ふくべ窯(陶磁/工房枠)

プロフィール

岐阜県土岐市にて精炻器(せいせっき)というやきものを夫婦で制作しております。化粧土を使ったぽってりとした柔らかな絵付けの魅力を感じていただけましたら幸いです。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

やきものの産地で生まれ育ち、自然とやきものの仕事に携わるようになりました。
昭和初期に生まれ約50年前に生産が途絶えてしまったやきもの「精炻器」の美しさに魅かれ、自分たちでも作ってみたい、技法をもっと知りたいという思いから今に至ります。
精炻器に出会った時、とてもわくわくしました。
私たちが精炻器を見て感じたわくわくを同じように感じてもらえるような器づくりを大切にしています。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

まっすぐでひたむきな姿勢でものづくりに携わっている千葉出身の友人にいつも励まされています。
そんな彼女を育んだ千葉の地に出展できることがとても嬉しく、新しい出会いをとても楽しみにしています。
当時の職人たちが手掛けた精炻器から私たちがものがたりを感じたように、使う方に私たちの作る器から新しいものがたりを感じてもらえたら嬉しいです。

—工房枠でのご出展となりますが、どのような仲間の集まりなのか教えてください。

夫婦です。

—役割分担はあるのでしょうか?

特に決まった役割分担はありません。
二人で意見を出し合い、新しいデザイン、イメージを決めています。
絵付けはそれぞれの個性・特徴を出すのではなく、工房の作品として二人とも同じ技術、品質を保てるようにしています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

身近な植動物をモチーフにした、毎日の生活に使える食器や花瓶などを出品します。
こんもりと盛り上げるように描かれた部分はつい触りたくなってしまいます。ぜひ直接お手に取ってご覧いただけたらと思います。