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2024.04.19

出展者紹介:内藤 千鶴(アート)

プロフィール

はじまりは しめ飾りから
しめ飾りの造形に興味をもち、途切れることなく飾られてきた意味、各地の風土までもが背景に見える飾りものに魅了され、しめ飾りづくりを始める。
作り飾りつづけることで感じた感情があり、私なりの「そのような飾りものを飾りたい」思いから、土を用いて名前をつけて創作を始める。

—ものづくりの道に進むことになったきっかけを教えて下さい。また、ものづくりの際に大切にしていること、ものづくりに対する思いを聞かせてください。

ものづくりのきっかけは 自然な流れでして、いま何かを形づくり、見ていただくなんて想像もしていませんでした。
その時々で興味を持ったこと 感じたことを形にし、ただただ私自身が飾り眺めたい思いで創作しています。
この気持ちはずっと変わらず根底にあります。
なので歳を重ねながら創作物に変化があったりと、客観的にものづくりを通し いまの私を知ることができています。
また、人との出会いは栄養で見える景色が広がり、わくわくすることが一番の活力のようで 次へと手を動かすことができていると感じます。

—にわのわは地元千葉をだいじにし、つくり手とつかい手を結ぶ「わ」となることを目指しています。千葉とのつながりを含め、つかい手に向けた簡単な自己紹介をお願いします。また、にわのわに抱いているイメージを教えてください。

出身が九州のため関東にご縁はあまりないのですが、最近はものづくりを通し少しづつ関東近県で繋がりができてきました。
いま住まう東京と近くして未開の地、千葉。
これからご縁が紡がれるきっかけとなることを願っています。

—にわのわではどんな作品が並び、どんな展示となりそうでしょうか。見どころやいちおし作品があったら教えてください。

土と植物を用いた立体・平面・装身具の創作物の展示を予定しております。
立体は「土守り」と題し形づくっているのですが、8年ほど前からしめ飾りの制作をしており、しめ飾りの造形・背景や風土などに興味があり、作り飾りつづけることにより、心の内に感じるものがあると気づいたんです。(文字にすることが難しいのですが…)
そのような飾りものを作りたいと、独自にしめ飾りの延長で土守りが形となりました。
また作りはじめると土の自由さに惹かれ、興味あることを土を用いて表現しています。
用いている土は故郷、長崎県は雲仙・島原のもので、大好きな景色や光、匂いまでもが感じとれ、形以前に大切にしていることです。
いろいろと書きたいことはありますが、長くなりそうですので 会場にて気軽に声をかけてくださいね。