「にわのわ特別展示室」選考委員の方々の展示・販売について

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美術館第2ギャラリーは、「にわのわ特別展示室」では、
アート・クラフト部門の選考を担当していただいた選考委員の方々のお仕事をご紹介する展示・販売を行ないます。
場所はいったんゲートを出て、坂をあがり、美術館方向へ曲がったところになります。

今回、選考は5名の方々にお願いしました。
ももちろん、千葉にゆかりのある方ばかり。
こちらにて、簡単ではありますが、ご紹介させていただきます。(50音順)

浅井純介さん
陶芸家
1945年、愛知県生まれ。
1968年、早稲田大学教育学部卒業。
1975年、瀬戸窯業訓練学校卒業。
1988年、千葉県千倉町(現在の南房総市)に「海山窯」を開窯。
織部、粉引きを中心にした器の仕事と、「建築の肖像」「煉瓦」「静物の消息」などの立体作品シリーズを発表。
フォルム、釉薬のかかり方など、細部まで見ごたえがあり、存在感があるけれど、優しい表情をもち、普段の暮らしになじむ器たち。
映画『かもめ食堂』でも浅井さんの急須が登場。
ミドリがサチエの家に招かれた際に、サチエの家の食卓に並んでいます。
陶芸家がふだんの暮らしの器をつくる、という今では当たり前のように思える流れを作り出した方です。
浅井純介さんの「にわのわ特別展示室」予定
陶作品の展示・販売
両日在廊予定

小澤典代さん
スタイリスト
千葉市出身。
手仕事まわりの取材・執筆とスタイリングを中心に活躍。
モノと人の関係を通じて、普通にあたり前の日々に喜びを見出せるような企画を提案し続けていらっしゃいます。
「日本の手仕事」(主婦の友社)、「日本のかご」(新潮社)など著書多数。
「fu-chi web」では、月刊で手仕事まわりのモノ・ヒト・コトを紹介されています。
fu-chi webさんHP
小澤典代さんの「にわのわ特別展示室」予定
著書の販売
6月1日 14:00~15:00在廊予定

久保田眞弓さん
「うつわ萬器」主宰
1994年、千葉県柏市に「うつわ萬器」をオープン。
以来、19年間、暮らしのなかで使われてこそ生きる上質な「うつわ」をテーマに、地域に溶け込む専門店を目指していらっしゃいます。
「うつわ萬器」2階にある“ギャラリーカフェ 風姿”では日本の手仕事の道具や天然素材にこだわったベビー用品などを販売。
また、人気作家の器でこだわりのカフェメニューがいただけます。
2010年、東京都足立区に北千住支店をオープン。
久保田さんの目利きと知識、優しいまなざしで、作家さんの手仕事を暮らしに取り入れる提案を続けていらっしゃいます。
うつわ萬器さんHP
久保田眞弓さんの「にわのわ特別展示室」予定
「うつわ萬器」セレクトのアイテム販売
両日在廊予定

セキユリヲさん
デザイナー、サルビア主宰
多摩美術大学卒業。
やわらかくあたたかく、色彩豊な図案を用いて、グラフィック、パッケージ、店舗ディスプレイ、装丁など、さまざまなデザインワークをされています。
2001年、古きよき日本の伝統文化を学びながら、今の暮らしに寄り添うものづくりをするブランド「サルビア」を立ち上げられました。
2009~2010年 スウェーデン、エーランド島へ移住。工芸の学校、カペラゴーデンでテキスタイルを学ぶ。
現在は「edu」(小学館)のアートディレクション、日本ヴォーグ社の毛糸ショップ「keito」のビジュアルディレクションなど、活躍の幅が広がっています。
千葉県袖ヶ浦生まれ。船橋→木更津→袖ヶ浦と千葉県内を転々とし、現在東京都在住。
月に一度は袖ヶ浦のご実家の畑を手伝っていらっしゃるそうです。
サルビアさんHP
セキユリヲさんの「にわのわ特別展示室」予定
著書・サルビア商品販売
6月2日11:30~12:00在廊予定

田窪恭治さん
美術家
1949年、愛媛県今治市生まれ。
1972年、多摩美術大学絵画科油画専攻卒業。
初期の個人による現代美術的な作品から、建築家や写真家と協力した領域へと活動の幅を広めていかれ、
過去の建造物を修復再生するような制作・活動を続けていらっしゃいます。
1989~1999年「サン・ヴィゴール・ド・ミュー礼拝堂(別名:林檎の礼拝堂)」再生プロジェクトのため、フランスへ移住。
2000年金刀比羅宮文化顧問に就任。「金毘羅山再生計画」を手がけられています。
千葉県習志野市在住。
田窪恭治さんの「にわのわ特別展示室」予定
著書販売
6月1日14:00~16:00在廊予定

第2ギャラリーオープン時間は両日とも10:00~16:00。
“いいモノ”を知るきっかけがつまった展示となりそうです。
お見逃しなく。

(にわのわ実行委員:はまぐち)

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