出展者紹介 今井梨絵さん

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チーバ君のほっぺたのあたり、佐倉市出身の方が続きます。
現在、笠間で作陶されている今井梨絵さんです。

ものづくりをはじめたきっかけ、ものづくりで好きなところ、こだわりなどを教えてください。

時間を重ねることや風化をテーマに、種や石、貝殻などの自然物からヒントを得て、
釉薬をかけない焼きしめの器を中心に制作しています。
やわらかい土のかたちを石の固さで留めるやきものと、成長したり、風化したりしながら
化石化していくいきものはどこか似ていると感じます。
種たちのシンプルで力強いかたちや質感をお手本に、土に向かっています。

また、作ることを通して「人」や「場」が繋がっていくことを大切にしたいと考えています。
ひとつの器が作り手である私の手から、ある人の手に渡り、
そしてその人が贈り物、もしくは「もてなし」の道具としてまた他の誰かに手渡す…。
この循環を気持ちのいい形で続けられるよう、制作に関わる様々なことに臨んでいきたいです。

千葉とのつながりを含めた自己紹介、にわのわへの思いを語ってください。

佐倉市の出身です。昨年のプレイベントに続き、参加することができ、本当に嬉しく思います。
川村記念美術館の手のかかっている美しい庭園で、手をかけたものたち、それを作る人々が集まる。
「にわのわ」はそんな素敵なイベントだと感じます。
じっくりと土と向き合い、制作したいと思います。

にわのわではどんな作品を発表していただけますか。

化粧土の風合いを活かした、焼き締めの器。
コーヒーカップ、ティーポット、花器など。

今井梨絵さんのHP

*時間をぎゅっと凝縮したようなやきものが魅力です。
にわのわの「わ」も時間をかけてじんわりひろがっていきますように。

(にわのわ実行委員:はまぐち)

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