木工作家さんのご紹介です。
京都市太秦生まれ。
現在、静岡県富士宮市で主に富士山麓のケヤキ、サクラ、スギなどを使って制作されている中矢嘉貴さん。
ものづくりをはじめたきっかけ、ものづくりで好きなところ、こだわりなどを教えてください。
機械設計技術者だったとき、図面を描くより「自分の手でものをつくりたい」と思うようになりました。
素材としては「木」が自然と浮かんできました。
山や川で遊ぶことが多かったので、自然なことでした。
それ以来、木工を始めて10数年になりますが、最近になって身近な木を使ったものづくりをはじめました。
台風で倒れた木や不要になった庭木、間伐材などを用いての作品づくりに没頭しております。
身近な木々でつくることができる喜びを感じながら、制作をしております。
千葉とのつながりを含めた自己紹介、にわのわへの思いを語ってください。
千葉大学 工学部 工業意匠学科を受験しましたが、千葉県民になりそびれました。
初めて関東方面に行ったのはこの受験の時で、千葉県なのです。
山に囲まれた京都で育った私には、千葉の”空”の広さが強い印象となって残っています。
広ーい空のもとで出展できることを、楽しみにしています!
にわのわではどんな作品を発表していただけますか。
主に富士山麓のケヤキ、サクラ、スギなどを使って、生木のランプシェードやうつわを制作しております。
大らかで心地よいゆらぎのある作品です。
身近な木々を使った生活道具で暮らす喜びをお伝えできればと思っています。
中矢嘉貴さんHP★
*制作の過程で出る木くずを、牧場に引き取ってもらっているそうです。
牛のふんと混ぜて、堆肥になるのですって。
すべてのものがぐるぐるまわる循環の「わ」。
すてきですね。
(にわのわ実行委員:はまぐち)