出展者紹介 武子幸子さん

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注染てぬぐいを制作されている「zucu」武子幸子さん。
神奈川県相模原市からの出展です。

ものづくりをはじめたきっかけ、ものづくりで好きなところ、こだわりなどを教えてください。

てぬぐいをつくる技術「注染」と「型彫り」の世界に魅せられてつくりはじめました。
誰かが使ってくれる事を想像し、その人にとって日常のささやかな喜びや楽しみになってくれたらいいな、と思いながらつくっています。
それと同時に、今までにないような新しいイメージのてぬぐいをつくりたいという気持ちもあって、
それら二つの思いのバランスを意識してのデザインを心がけています。
ものづくりの好きなところは、年を重ねても続けられる事と、ものづくりを通して自分と向き合える事です。
誰かがつくった物から、そのつくり手を感じたり想像できる事も好きなところです。

千葉とのつながりを含めた自己紹介、にわのわへの思いを語ってください。

私自身、千葉と直接のつながりはないのですが、私のまわりには千葉出身・在住の尊敬する素敵な友達がたくさんいます。
みな自分の好きな事に一生懸命に打ち込み、研究し、努力し、成果も出して、いきいきと楽しそうにしています。
私はそんなチバの友達からとても良い影響を受けています。
5年程前、会場であるDIC川村記念美術館を一度訪れた事があります。
美術館はもちろんの事、自然豊かな庭園に心奪われました。
その場所で自分が展示できる日がくるなんて・・・本当に夢のようです。
与えられた貴重な機会をめいいっぱい楽しみ、多くの事を学び吸収したいと思っています。

にわのわではどんな作品を発表していただけますか。

注染てぬぐいの展示・販売をします。
注染は日本にしかない染めの技法で、美しいボカシや柔らかくて優しい表情が特徴です。
zucuではデザインと型紙彫りを自身で行い、染めは日本の職人さんの手仕事で仕上げていただいています。
今まで、てぬぐいが身近な存在でなかった方々にも、好きになってもらえるような展示にできたらと思っています。
普段は目に触れる機会の少ない、染めの道具である「型紙」も展示する予定です。

武子幸子さんHP

*型紙の展示たのしみです。
親しみやすい模様と色。青空にはためいていたら、きれいだろうなあ。

(にわのわ実行委員:はまぐち)

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